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膠原病

膠原病(こうげんびょう)とは、本来であれば外敵から身を守るはずの免疫システムが、自分自身の体を誤って攻撃してしまう病気の総称です。皮膚や関節、内臓など全身のさまざまな場所に炎症が起こるため、症状は一人ひとり大きく異なります。福井県福井市開発にある「はまだ内科クリニック」では、日本リウマチ学会 リウマチ専門医である院長が、こうした複雑な膠原病の診断と治療を専門的に行っています。越前開発駅から徒歩5分の通いやすい立地で、地域の皆さんの「原因不明の体調不良」に寄り添い、早期発見と適切な管理で自分らしい生活を守るお手伝いをいたします

膠原病で診る症状

膠原病は、初期段階では風邪や疲れと見分けがつかないような、ありふれた症状から始まることが少なくありません。しかし、全身の結合組織(細胞を繋ぎ合わせる組織)に炎症が及ぶため、特定の部位だけでなく複数の症状が重なって現れるのが特徴です。私たちは、患者さんが日々の生活で感じる「なんとなくおかしい」という違和感を大切にしています。以下の症状が続く場合は、膠原病の可能性を考えて詳しく調べる必要があります。

全身に現れるサイン

  • 原因がはっきりしない37度台の微熱が数週間から数カ月以上続いている
  • 朝起きたときに体が重だるく、十分な睡眠をとっても疲れが取れない
  • 短期間で数キロ単位の体重減少があり、食欲も低下している
  • 首の周りや付け根などのリンパ節が腫れて、触ると違和感がある

関節や筋肉の違和感

膠原病の多くで最初に見られるのが関節の症状です。朝起きたときに指が動かしにくい「朝のこわばり」や、複数の関節が同時期に腫れて痛むといった現象が起こります。また、階段の上り下りや椅子から立ち上がる際に太ももに力が入らないなど、筋力の低下を感じることもあります。関節の痛みについては、リウマチのページも併せてご覧ください。

関節リウマチの詳細については「関節リウマチ」のページを参照してください。

皮膚や血管の変化

  • 寒い場所に行くと、手指が真っ白や紫色に変化する(レイノー現象)
  • 顔の頬の部分に、蝶が羽を広げたような赤い湿疹(蝶形紅斑)ができる
  • 日光に当たったあとに、ひどい日焼けのような皮膚の赤みや発熱が起こる
  • 口の中の粘膜に痛みを感じにくい口内炎が頻繁に発生する
  • 手指の皮膚が硬くなり、つまみにくくなる感覚がある

膠原病で診る病気

膠原病には非常に多くの疾患が含まれており、それぞれ攻撃される部位や治療戦略が異なります。当院では、日本リウマチ学会 リウマチ専門医の知見に基づき、血液検査や画像診断を駆使してこれらの病気を正確に見極めます。ここでは、臨床現場で比較的よく遭遇する代表的な疾患について解説します。

関節リウマチ

膠原病の中で最も患者さんが多い病気です。手足の関節に炎症が起こり、放っておくと関節の形が変形してしまう恐れがあります。現在では治療薬が進歩しており、炎症を完全に抑え込む「寛解(かんかい)」を目指すことが十分に可能になっています。寛解とは、病気の症状が落ち着き、検査数値も正常で、日常生活に支障がない状態のことを指します。

リウマチの診療については「リウマチ」のページを参照してください。また、高齢の方に多い急な筋肉の痛みについては、「リウマチ性多発筋痛症」のページをご覧ください。

全身性エリテマトーデス(SLE)

若い女性に発症しやすい疾患で、皮膚の湿疹や関節痛、腎臓の障害など全身に多彩な症状を引き起こします。日光過敏症(日光に当たると皮膚炎が起きること)がきっかけで見つかることも多いです。長期間の付き合いが必要な病気ですが、適切な薬物療法により、仕事や家事、出産などを諦めずに生活されている患者さんもたくさんいらっしゃいます。

全身性強皮症

皮膚や内臓が硬くなってしまう病気です。初期にはレイノー現象(手指の色が白くなること)がよく見られます。皮膚の硬化だけでなく、肺や消化管などの内臓の機能をチェックすることが非常に重要です。当院では、小さな変化も見逃さないよう定期的な検査体制を整えています。

多発性筋炎・皮膚筋炎

筋肉に炎症が起こり、力が入りにくくなる病気です。重いものを持てなくなったり、階段を昇るのが辛くなったりします。皮膚筋炎の場合は、まぶたの腫れや指の関節外側の赤みといった特徴的な発疹が現れます。早期に治療を開始することで、筋肉のダメージを最小限に抑えることを目指します。

シェーグレン症候群

涙や唾液を作る腺が攻撃され、目や口が異常に乾く病気です。「ドライアイ」や「ドライマウス」として自覚されることが多いですが、全身の倦怠感や関節痛を伴うこともあります。点眼薬や内服薬による乾燥対策だけでなく、虫歯の予防など生活面のケアも大切になります。

膠原病に関する検査

膠原病の診断には、多角的な視点からの検査が欠かせません。単一の検査で決まるものではなく、症状の経過と複数のデータを総合して判断します。私たちは、患者さんの体に負担が少ない方法から順に、納得感のある診断プロセスを心がけています。

血液検査と尿検査

体内の炎症の強さを測るCRPや血沈、そして自分を攻撃する抗体の有無を調べる「自己抗体」の測定を行います。また、膠原病は腎臓に影響を与えることが多いため、尿の中に蛋白や血が混じっていないかを詳しく確認します。これらの検査は、診断時だけでなく、薬の効果を確認するための定期チェックとしても重要です。

超音波(エコー)検査

当院の院長はリウマチ学会 登録ソノグラファーの資格を有しています。ソノグラファーとは、超音波検査において専門的な技能を持つ技術者のことです。診察室で関節の状態をリアルタイムに観察し、レントゲンでは映らない初期の炎症や水(関節液)の貯留を確認します。痛みもなく、その場ですぐに結果がわかるのが大きなメリットです

その他の画像診断

内臓への影響を調べるために、胸部レントゲンや心電図検査を行います。より詳細な検査(CTやMRIなど)が必要と判断した場合には、地域の基幹病院とスムーズに連携し、検査予約などの手配を速やかに行います。福井市内の専門ネットワークを活かし、患者さんに最適なルートを提案します。

膠原病についてのよくある質問

Q1. 膠原病は遺伝する病気ですか?

A1. 膠原病そのものが直接遺伝する「遺伝病」ではありません。ただし、体質的に免疫の病気になりやすい傾向が家族内で共有されることはあります。ご家族に膠原病の方がいるからといって、必ず発症するわけではありませんので、過度に心配しすぎないようにしましょう。

Q2. 一生薬を飲み続けなければなりませんか?

A2. 多くの膠原病では、症状を落ち着かせるために長期的な内服が必要となります。しかし、状態が安定し「寛解」を維持できれば、少しずつお薬の量を減らしていくことが可能です。自分の判断で急に薬をやめると悪化のリスクがあるため、医師と相談しながら二人三脚で調整していきましょう。

Q3. 日常生活で気をつけることはありますか?

A3. 免疫バランスを整えるために、規則正しい生活と十分な睡眠が基本です。また、多くの膠原病において、紫外線や寒冷刺激、感染症、強いストレスは症状を悪化させる「リスク因子(病気を引き起こす可能性を高める要素)」となります。外出時の日傘や冬場の保温、手洗い・うがいの徹底を心がけてください。

Q4. 妊娠や出産は可能ですか?

A4. はい、可能です。以前は難しいと考えられていた時期もありましたが、現在は病気の活動性が落ち着いていれば、多くの患者さんが無事に出産されています。使用できるお薬の種類に制限が出る場合があるため、計画的な妊娠が望ましいです。ご希望がある際は、お早めにご相談ください。

当院の膠原病診療について

膠原病は、診断がつくまでに時間がかかったり、周囲に理解されにくい「目に見えない辛さ」を伴ったりすることが多い病気です。はまだ内科クリニックでは、単に検査数値を下げることだけを目的とはしません。患者さんが抱える不安や、日常生活での困りごとを「丁寧に、幅広く」お伺いし、その方の人生に寄り添った治療を提供することを大切にしています。

院長は、日本リウマチ学会 リウマチ専門医として長年多くの症例に携わってきました。また、日本内科学会 総合内科専門医として、膠原病以外の合併症や生活習慣病についてもトータルに診療できる強みを持っています。福井市開発の地で、地域の皆さんが「ここに来れば安心だ」と思える場所でありたいと考えています。

「この痛みは何だろう」「ずっと体がだるいけれど、どこに行けばいいかわからない」と一人で悩まないでください。膠原病は早期に見つけ、早期に適切な治療を開始することで、その後の「予後(よご)」が大きく改善します。予後とは、病気が今後どのようになっていくかという見通しのことです。越前開発駅から徒歩圏内の当院へ、どうぞお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、前向きに病気と向き合っていきましょう。

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