メニュー

貧血症

福井市開発にある「はまだ内科クリニック」では、立ちくらみや息切れ、全身のだるさといった貧血症の症状でお困りの方を幅広く受け入れています。貧血は単に鉄分が不足しているだけでなく、その背後に消化器の病気や腎機能の低下、あるいは膠原病などの重大な疾患が隠れていることも少なくありません。

当院の院長は、総合内科専門医としての広い知見に加え、救急専門医リウマチ専門医としての経験も持っております。そのため、多角的な視点から症状を分析し、血液検査の結果から原因を「幅広く、丁寧に」探ることが可能です。越前開発駅から徒歩5分の通いやすい立地で、地域の皆さんの健やかな毎日をサポートします。

貧血を「いつものことだから」と放置してしまうと、心臓に過度な負担がかかり、予後(病気の見通し)に悪影響を及ぼすリスク因子(病気を悪化させる要因)となる場合もあります。私たちは、一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療を提案し、症状の寛解(症状が落ち着いて安定した状態)を目指して共に歩んでいきます。

貧血症の症状について

貧血とは、血液中で酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンという成分が減少した状態を指します。体内が酸素不足に陥るため、身体はなんとか酸素を補おうとして心拍数を上げたり、呼吸を速くしたりします。これにより、日常生活の何気ない動作の中で様々な不調が現れるようになります。

全身に現れる主な症状

  • 少し動いただけでも動悸や息切れがする
  • 常に身体が重く、疲れやすい(倦怠感)
  • 顔色が悪い、あるいは青白いと指摘される
  • めまいや立ちくらみが頻繁に起こる
  • 頭重感や頭痛が続いている

日常生活で気づきやすいサイン

自分ではなかなか気づきにくいのですが、鏡を見たときや日常の動作の中で以下のような変化が現れることがあります。これらの兆候がある場合は、血液中の鉄分不足が進んでいる可能性が高いと考えられます。

  • 爪が薄くなり、反り返る(匙状爪)
  • 口角炎や舌炎ができやすく、食べ物がしみる
  • 氷などの固いものを無性に食べたくなる(異食症)
  • 髪の毛が抜けやすくなったり、肌が乾燥したりする

重症化した場合の症状

貧血がゆっくり進行すると、身体がその状態に慣れてしまい、かなり重症になるまで自覚症状が出ないこともあります。しかし、ヘモグロビン濃度が極端に低くなると、安静にしていても動悸がしたり、胸の痛みを感じたりすることがあります。これは心臓に大きな負担がかかっているサインであり、早急な受診が必要です。

めまいや立ちくらみの詳細については「一般内科」のページを参照してください。

貧血症の原因について

貧血の原因は多岐にわたりますが、大きく分けると「血液を作る材料が足りない」「どこかで出血している」「赤血球をうまく作れない」「赤血球が壊れてしまう」の4つに分類されます。当院では、どのメカニズムで貧血が起きているのかを正確に見極めることを重視しています。

鉄分の摂取不足や需要の増大

最も頻度が高いのは、鉄分の摂取が消費に追いつかないケースです。偏った食事や無理なダイエットによる摂取不足のほか、成長期の学生さんや妊産婦さんは、通常よりも多くの鉄分を必要とするため、相対的に不足状態に陥りやすくなります。

消化管や婦人科疾患による失血

成人男性や閉経後の女性に貧血が見られた場合、私たちは特に注意深く検査を行います。自覚症状がなくても、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、あるいは大腸がんなどの消化器疾患によって、目に見えない微量な出血が続いていることがあるからです。女性の場合は、子宮筋腫などの婦人科疾患による月経血の増加が原因となることが非常に多いです。

内臓疾患に伴う造血機能の低下

赤血球を作る指令を出す臓器に不具合がある場合も貧血を招きます。例えば、腎臓は「エリスロポエチン」という赤血球を作るよう促すホルモンを出していますが、腎機能が低下するとこの指令が届かなくなります。また、糖尿病などの慢性疾患も貧血の背景に関わることがあります。

糖尿病の詳細については「糖尿病」のページを参照してください。

貧血症の病気の種類について

貧血には多くの種類があり、それぞれ治療アプローチが異なります。当院では血液検査の数値を細かく分析し、どのタイプの貧血であるかを特定します。

鉄欠乏性貧血

全貧血の約7割を占めると言われる、最も一般的なタイプです。血液中の鉄分が不足することで、酸素を運ぶヘモグロビンが十分に作られなくなります。食事療法鉄剤の服用で改善が見込めることが多いですが、背景にある「なぜ鉄が足りなくなったのか」という原因追求が不可欠です。

腎性貧血

腎臓の機能が低下することによって起こる貧血です。先述の通り、造血を促すホルモンが不足するために生じます。この場合、鉄剤だけでは十分に改善しないため、ホルモンを補う治療が必要になることがあります。

腎臓の機能に関連する詳細については「慢性腎臓病(CKD)」のページを参照してください。

二次性貧血(症候性貧血)

他の病気が原因で引き起こされる貧血です。慢性的な炎症がある状態では、体内の鉄利用がスムーズにいかなくなるためです。代表的なものに、関節リウマチなどの膠原病や、慢性的な感染症、悪性腫瘍に伴うものがあります。

リウマチによる影響については「関節リウマチ」のページを参照してください。

巨赤芽球性貧血(悪性貧血)

ビタミンB12や葉酸が不足することによって生じる貧血です。赤血球の元となる細胞がうまく成熟できず、巨大で脆い赤血球になってしまいます。胃の手術を受けた経験がある方や、極端な菜食主義の方に見られることがあります。

貧血症の治療法について

はまだ内科クリニックでは、貧血そのものの改善はもちろん、その原因となっている疾患の解決をセットで考えます。単に「鉄分を補う」だけでは、一時的に数値が上がっても再発したり、背後の大病を見逃したりすることになりかねないからです。

内服薬による治療(鉄剤)

鉄欠乏性貧血と診断された場合、基本的には飲み薬としての鉄剤を処方します。服用を開始して数週間で数値の改善が見られ、だるさなどの自覚症状が軽快していくことが多いです。ただし、体内の貯蔵鉄(フェリチン)がしっかり溜まるまで、数ヶ月間服用を継続することが重要です。

鉄剤の服用中、副作用として便秘になりやすい傾向があります。その際は、無理に我慢せずご相談ください。

便秘でお困りの際の対処については「便秘症」のページを参照してください。

食事療法と栄養指導

再発を防ぐためには、日々の食事での工夫が欠かせません。レバーや赤身の肉、魚といった動物性食品に含まれる「ヘム鉄」は、吸収効率が非常に高いことが知られています。一方で、小松菜やひじきなどの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」は、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率を高めることができます。

点滴・注射による治療

胃腸が弱く内服薬での副作用が強く出る方や、重度の欠乏状態で早期の改善が必要な場合には、鉄剤の注射や点滴を行うこともあります。また、腎性貧血の場合は、不足している造血ホルモンを補うための注射製剤を定期的に使用します。

原因疾患の精査と並行治療

貧血の裏側に、ピロリ菌による胃炎や、大腸ポリープ、婦人科系の病気などが隠れていないかを確認します。当院では総合内科専門医の視点で全身をチェックし、必要に応じて専門の医療機関へ迅速に連携し、原因そのものを治療するお手伝いをいたします。

貧血症についてのよくある質問

Q1.健康診断で「経過観察」と言われましたが、受診したほうが良いですか?

A1.数値がわずかに低い程度でも、すでに体内の貯蔵鉄が空っぽになっている場合があります。また、急激に数値が下がっていないかを確認することも大切ですので、一度は詳しい血液検査を受けることをお勧めします。

Q2.鉄剤を飲むと便が黒くなりますが、大丈夫ですか?

A2.はい、問題ありません。吸収されなかった鉄分が便に混じって排出されるため、便が黒っぽくなります。これは鉄剤を服用している際に必ず起こる現象ですので、安心してお続けください。

Q3.食事だけで貧血を治すことはできますか?

A3.すでに貧血の症状が出ている場合、食事から摂取できる鉄分だけでは不足分を補うのに長い時間がかかります。まずは薬で貯蔵鉄を十分に満たし、その後の維持のために食事を整えるというステップが最も効率的で確実です。

Q4.鉄剤を飲むと吐き気がしますが、どうすれば良いですか?

A4.鉄剤特有の副作用で、胃のムカつきを感じる方がいらっしゃいます。お薬の種類を変えたり、飲み方を工夫したりすることで改善することがあります。当院では患者さんの体質に合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に考えます。

院長より

福井市開発の「はまだ内科クリニック」のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。院長の濵田卓也です。貧血は、私たちが日常の診療で非常に頻繁に出会う症状の一つですが、実は奥が深く、総合的な診断力が試される分野でもあります。

私は日本内科学会 総合内科専門医として、単に血液の数値を追うだけでなく、患者さんの背景にある生活習慣や、隠れた持病がないかを「幅広く、丁寧に」診ることをモットーとしています。また、リウマチ専門医としての経験から、慢性的な炎症が貧血を引き起こしているケースにも精通していますし、糖尿病協会 療養指導医として食事のアドバイスも具体的に行っています。

「最近なんとなく疲れやすいな」「年のせいか息が切れるな」と感じている症状が、実は治療可能な貧血であることは非常に多いです。貧血を解消することで、驚くほど身体が軽くなり、毎日が明るくなる患者さんをたくさん見てきました。

越前開発駅から歩いてすぐの場所にありますので、福井市の皆さんはもちろん、通勤・通学で駅を利用される方もお気軽にお立ち寄りください。どんな些細な不調でも、私たちは皆さんの心に寄り添い、丁寧にお話を伺います。一緒に健康な血液を取り戻し、元気な毎日を送りましょう。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME