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片頭痛

片頭痛は、ズキズキと脈打つような強い頭痛に加え、吐き気や光・音への過敏などを伴うことがある病気です。

「頭痛を繰り返している」「仕事や学校を休むほど痛む」「市販の頭痛薬を頻繁に飲んでいる」といった場合は、片頭痛の可能性があります。

福井市のはまだ内科クリニックでは、片頭痛の診断・治療だけでなく、片頭痛以外の病気が原因となっていないかにも注意しながら、丁寧に診療しています。

ズキズキ痛む片頭痛とは?

片頭痛は、三叉神経を中心とした神経系の働きに変化が起こり、CGRPなどの物質が関与して痛みが生じると考えられています。

頭痛は数時間から長い場合には3日程度続くことがあり、歩いたり階段を上ったりするなど、普段の動作によって痛みが強くなることがあります。

片頭痛は若い世代から中高年まで幅広い年代にみられ、特に女性に多いことが知られています。睡眠不足や疲労、ストレス、天候の変化、月経など、さまざまな要因が発作のきっかけになることがあります。

片頭痛を「いつもの頭痛」として我慢したり、市販の鎮痛薬を頻繁に使用したりすると、かえって頭痛が起こりやすくなることがあります。頭痛を繰り返している場合は、一度医療機関にご相談ください。

片頭痛について動画で解説

片頭痛にはどんな症状が現れますか?

片頭痛では、ズキズキと脈打つような強い頭痛が起こります。頭の片側に痛むことが多いものの、両側が痛むこともあります。

頭痛とともに、次のような症状を伴うことがあります。

  • 吐き気や嘔吐
  • 光をまぶしく感じる
  • 音が不快に感じる
  • においが気になる
  • 体を動かすと頭痛が悪化する

また、頭痛が始まる前に「前兆」が現れる方もいます。

代表的なものが「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ばれる視覚症状で、視界にギザギザした光が見えたり、一部が見えにくくなったりします。手足や顔のしびれなどの症状が前兆として現れることもあります。

前兆は通常5~60分程度続き、その後に頭痛が起こることがあります。

片頭痛を引き起こす主なきっかけ

片頭痛の発作には、さまざまな要因が関係しています。人によってきっかけは異なるため、「自分の場合は何がきっかけになりやすいか」を知ることが大切です。

ストレスや睡眠の変化

仕事や人間関係などのストレス、睡眠不足、疲労などが片頭痛のきっかけになることがあります。

また、仕事が一段落して緊張が解けた休日などに、かえって頭痛が起こることもあります。

天候や環境の変化

気圧や天候の変化、強い日差し、騒音、強いにおいなどが発作のきっかけになる方もいます。

ただし、誘因には個人差がありますので、すべてを避けようとする必要はありません。

月経など女性ホルモンの変化

女性では、月経前後などホルモンの変化に伴って片頭痛が起こりやすくなることがあります。

空腹・脱水・飲酒など

空腹や脱水、飲酒などが片頭痛の誘因になることがあります。

特定の食品がきっかけになる方もいますが、すべての方に当てはまるわけではありません。頭痛ダイアリーなどを利用して、ご自身の誘因を把握することが大切です。

片頭痛の種類

片頭痛は、前兆の有無などによっていくつかのタイプに分けられます。

  • 前兆のない片頭痛
    前兆を伴わず、ズキズキとした頭痛が起こるタイプです。
  • 前兆のある片頭痛
    頭痛の前に、閃輝暗点などの視覚症状や、しびれなどの前兆が現れるタイプです。
  • 慢性片頭痛
    1か月に15日以上の頭痛が3か月以上続き、そのうち8日以上が片頭痛の特徴を持つ状態です。

頭痛の頻度が多い場合は、単に痛みを抑えるだけでなく、頭痛そのものを減らす治療を検討することがあります。

片頭痛の治療

片頭痛の治療には、頭痛が起こったときの痛みを抑える「急性期治療」と、頭痛が起こる回数や程度を減らす「予防治療」があります。

発作時の治療

頭痛が始まったら、できるだけ早い段階で治療を行います。

症状に応じて、アセトアミノフェンやNSAIDsなどの鎮痛薬、片頭痛専用のトリプタン製剤などを使用します。吐き気が強い場合には、吐き気止めを併用することもあります。

どの薬が適しているかは、頭痛の程度や頻度、これまで使用した薬の効果などを考慮して決めます。

頭痛を減らす予防治療

片頭痛の発作が頻繁に起こる場合や、頭痛によって日常生活に大きな支障が出ている場合には、予防治療を検討します。

従来から使用されている予防薬に加え、近年ではCGRPに関連する薬剤など、新しい治療選択肢もあります。

「頭痛が起きてから薬を飲む」だけでは十分なコントロールが難しい場合もありますので、頭痛の頻度や生活への影響をみながら治療を考えていきます。

日常生活でできること

頭痛が起きたときは、暗く静かな場所で安静にすると楽になることがあります。冷たいタオルなどで痛む部分を冷やすことで、症状が和らぐ方もいます。

また、普段から睡眠や食事、水分摂取などの生活リズムを整えることも大切です。

「いつ、どのような頭痛が起こったか」「何をすると悪化したか」「薬を飲むとどうなったか」などを記録する頭痛ダイアリーも、診断や治療に役立ちます。

見逃してはいけない危険な頭痛

頭痛の中には、片頭痛だけでなく、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎など、重大な病気が原因となっているものがあります。

次のような場合は、片頭痛と思って様子をみるのではなく、早急な受診が必要です。

  • 突然、今まで経験したことのないような激しい頭痛が起こった
  • 発熱を伴い、首が硬くて動かしにくい
  • 手足の麻痺やしびれ、言葉が話しにくいなどの症状がある
  • 意識がもうろうとする、意識を失う
  • 頭痛が日を追うごとに強くなっている
  • 50歳を過ぎてから初めて頭痛が起こった
  • 頭をぶつけた後に強い頭痛が起こった

このような場合は、緊急性の高い病気が隠れている可能性があります。

はまだ内科クリニックでは、片頭痛として治療できる頭痛なのか、それとも別の病気を考える必要があるのかを見極めながら診療しています。

片頭痛についてのよくある質問

Q1. 市販の頭痛薬を毎日のように飲んでいますが、大丈夫ですか?

鎮痛薬を頻繁に使用すると、かえって頭痛が起こりやすくなる「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」につながることがあります。

一般に、鎮痛薬などを月に15日以上、トリプタンなどの片頭痛治療薬を月に10日以上使用する状態が3か月以上続く場合などに、薬剤の使用過多による頭痛が疑われます。

頭痛薬を頻繁に使用している場合は、自己判断で薬を増やすのではなく、一度ご相談ください。

Q2. 片頭痛の診察を受ける際、準備しておくとよいものはありますか?

「いつから」「どのくらいの頻度で」「どのような痛みがあるか」「吐き気や光・音への過敏があるか」などをメモしておくと、診察の参考になります。

使用している市販薬や処方薬、お薬手帳などもお持ちください。

頭痛が起こった日や症状を記録した「頭痛ダイアリー」がある場合は、そちらも参考になります。

Q3. 片頭痛の治療は健康保険が適用されますか?

片頭痛の診察や、健康保険が適用される一般的な治療には、健康保険が適用されます。

自己負担額は診察内容や処方される薬によって異なります。詳しくは診察時にご説明します。

院長より

頭痛は「いつものことだから」「寝れば治るから」と我慢してしまいがちな症状です。

しかし、片頭痛は痛みだけでなく、吐き気や光・音への過敏などによって、仕事や学業、家庭生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。

現在は、発作時の痛みを抑える治療だけでなく、頭痛の回数を減らす予防治療など、さまざまな治療方法があります。

はまだ内科クリニックでは、患者さんの頭痛の症状や頻度、生活への影響などを丁寧に確認し、その方に合った治療を一緒に考えていきます。

また、頭痛の中には、脳や神経の病気など早急な対応が必要なものもあります。単に「頭痛だから」と決めつけず、重大な病気が隠れていないかにも注意して診療しています。

「頭痛が繰り返す」「市販薬を飲んでもよくならない」「頭痛で仕事や生活に支障が出ている」など、お困りの場合はお気軽にご相談ください。

診療の詳しい案内は「一般内科」のページをご覧ください。初めて受診される方は「初診の方へ」もご参照ください。

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